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「高断熱は分かるが、なぜ高気密が必要なのか分からない」という意見がよく聞かれます。また、「高気密にすると息苦しいのではないか?」「高気密をすると強制換気をしなければならないので、設備費や電気代がよけいにかかる」という意見もよく聞かれます。では、なぜ高気密が必要なのでしょう? |
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■無駄な換気による熱損失の防止 |
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高断熱化していくと冷暖房に使用するエネルギーは少なくなります。ただし、高断熱を進めていくと壁や窓からの熱損失は少なくなりますが、高気密化していない住宅では、換気による熱損失の割合が大きくなるため、ある一定以上高断熱化を進めてもあまりその効果が現れなくなります。 |
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■内部結露 |
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特に内部結露は、木部腐朽、カビ・ダニやシロアリの発生、また、グラスウール系の断熱材の場合は、断熱材が湿ることにより断熱性能が低下などの原因となります。 |
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■性能の判断基準 |
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気密の性能を判断する場合、通常は気密測定を行い、相当隙間面積を算出します。相当隙間面積が小さいほど、気密がいい住宅になります。北海道では、北方型住宅認定基準で、相当隙間面積を規定して、500万円の割り増し融資制度を実施しています。
断熱性能としての気密を考えた場合、相当隙間面積は2cm2/m2以下を、計画換気を考えると2cm2/m2以下を目標とすべきでしょう。 |
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■検査写真 試験結果表 |
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